積極的に人生を歩いている人はできるだけ早く「自立」したいと思っていることでしょう。
とはいうものの「自立」には一体どんなものがあるのかご存知でしょうか。
「自立」には大きく分けると「身体(身辺)的自立」「経済的自立」「社会的自立」「精神的自立」の4つがあるといわれています。
ただでさえ、自立ができにくい時代と言われてる今、何故自立が必要なのかから説明させていだきます!
そして、4種類の自立について、自立できない大人が増えてきている原因についてわかりやすくご紹介します。
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目次
なぜ「自立」が必要なのか?
大人同士の付き合いでは、お互いが自立していることが条件となります。
自立が出来ていないと、相手に依存してしまうため、他人とうまくやれません。
相手に依存してしまうと、相手にとって負担になってしまうため、どんどん相手方にストレスや疲れなどが溜まっていってしまします。
例えば、お金の管理が出来ていないと、人にお金を借りることになり周りに迷惑をかけてしまいます。
身体(身辺)的自立とは?
身体(身辺)的自立とは基本的には、手足や身体全体が自分の意思の通りに動いてくれることです。ただそれだけではなく日常生活を自分一人で滞りなく行えることも含まれています。
身体(身辺)的自立とは単純に自分で起きれて、自分で顔洗い歯磨き、食事を食べられたりするなど自分の身辺のことを親や他人に頼らずにできることです。
さらにもっと進めば、食事の準備や洗濯などが自分から進んでできるようになるとなお良いでしょう。
つまり、身体的自立とは生活全般をすべて自身でこなすことが出来るかということです。
一人暮らしをしていても、外食ばかり、部屋が汚い、掃除ができていないとしたら自立しているとは言えません。
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経済的自立とは?
経済的自立とはどんな仕事でも良いので自分の力で生活費を稼ぎ、その中からきちんと生活をすることです。
例えば会社から給料を貰った中から、部屋を借りて、着るものを買って、食費や公共料金を払ってしっかりと生活を営めることです。
実家暮らしで親に甘えていませんか?
理由があり実家に住んでいる人もいるでしょう。けれど実家に住んでいる場合、両親にいくらかお金を入れるべきでしょう。
経済的自立まで進むとかなり自立度は高まります。
社会的自立とは?
社会的自立とは自分をある程度確立させて家族以外の他人と、ある程度付き合っていけることです。
家族の間では問題にならない事でも、他人になれば「社会的常識」が間に入り込みます。
「社会的常識」をしっかりと身に付けた上で他人と付き合っていかなければなりません。
また社会的自立には、近所付き合い、町内会の付き合い、職場関係の付き合い、子供の学校関係の付き合いなど無限に外に向かって広がって行きます。
社会的自立は他人が関係してくるので、自分だけが上手くやればいいわけではありません。社会的自立までくると非常に高度になってきます。
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精神的自立とは?
精神的自立とは4つの自立の中でも最も難しい自立です。
「身体(身辺)的自立」「経済的自立」「社会的自立」は目に見えて効果がわかります。
それに比べて精神的自立は見えて効果がわかりません。そのためきちんと精神的自立ができているのかわからないからです。
また精神的自立は他の3つの自立と違い努力すればできるものではありません。
精神的自立を成功させるには、その人の考え方自体を変える必要があります。
例えば精神的自立の一つには「親から自立すること」がありますが、これが人によっては簡単ではありません。
親とどれだけ距離をおいた生活をしようが、毎日連絡を取り合っていたり、すぐに相談していたとしたらそれは精神的自立とは言えず、精神的に依存している状態です。
親を例にあげましたが、これが友人、恋人などになっている人もいるでしょう。
精神的自立は簡単にはできませんが、精神が大人になっていくにつれ出来ていくようになるものなので、焦らず経験を積んでいくことです(^^)
精神的自立はこのように最も難しいですが、自立できれば他の3つの自立にも良い影響を与えます。
自立できない大人が増えてきている原因とは?
1.豊かになりすぎた社会
今の日本はとても豊かになりました。先人たちの頑張りにより、衣食住では困ることはなくなりました。
良いことなのか悪いことなのか、日本は豊かになりすぎて、ある程度のものは簡単に手に入るようになってしまっています。
その結果、ハングリー精神を削がれてしまった大人が増えてきています。
私達の祖父母や曾祖父母達は、家族に豊かな生活をさせたい一心で熱意を持って働いていました。
2.過保護、過干渉の両親の影響
過保護、過干渉な教育により、本来子供が経験すべき事や問題などを取り払ってしまう両親が増えているようです。
その結果、自分で決めることが出来ない大人が増えてきているようです。
何をするにしても周りに意見を請い、自分で決められず流されてしまう人が急増中です。
3.依存先が増えた事
仕事やプライベートで上手くいかない時に、自分の居場所や心の癒やしをインターネット、アニメ、ゲーム等のヴァーチャルの世界に求め、現実逃避をする人が増えています。
その結果、リアルの世界で生きることが余計に怖くなっていきます。
かくいう私も引きこもり時代はすべてにお世話になっていました(´・ω・`)
4.経験不足
私たちがしてきた経験と、両親が同年代でした経験、祖父母が同年代でしてきた経験というのは、絶対的に違います。
それは時代背景があります。
祖父母の代は貧しい家庭がまだ多かったときです。
小学生の時から丁稚奉公や働きに出ている子供たちも多かったと聞きます。
小さい頃から社会経験を積んできた祖父母と高校や大学を出て初めて就職する現代人とはしてきた経験値が違うのは明らかです。
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まとめ
現代社会は自立しにくい環境になっています。
自立しにくい環境だからこそ、意識して自立していかなければ、簡単に楽な方に引っ張られてしまいます。
皆さんこの機会に、今一度自分が自立できているか考えてみましょう。
そして、改善を重ねていき、立派な自立人間になりましょう(・∀・)